
上下どちらか片顎につき4 or 6本という少ない本数のインプラントで、12本の歯を補う「オールオン4・6(フルアーチインプラント)」。
前回のブログでは、オールオン4・6の概要をご説明させていただきました。
安定性が高く、人工歯がずれる・外れることが少ないオールオン4・6。安定性の高さをはじめとしたメリットがある一方で、オールオン4・6のデメリットもきちんと把握しておくことが大切です。
今回は、オールオン4・6をご検討中のかたに向け、オールオン4・6のメリット・デメリットをお話しします。
■オールオン4・6のメリット
1.総入れ歯と比べて、安定性が高い
オールオン4・6は顎の骨に埋め入れたインプラントに、12本の人工歯が連結した人工歯ブリッジをネジ固定します。
インプラントに人工歯ブリッジをネジ固定するため、歯茎や顎の粘膜のみで支える総入れ歯と比べて、オールオン4・6は安定性が高いとされています。。
オールオン4・6の治療後(骨結合が進んだ安定後)は、しっかり食べ物を噛んで、食事や会話を楽しめます。
2.片顎につき4 or 6本という少ない本数のインプラントで、片顎のほぼすべての歯を補える
オールオン4・6は片顎につき4 本か 6本という少ない本数のインプラントで、12本の人工歯が連結した人工歯ブリッジを支えます。
失った歯の箇所に1本ずつインプラントを入れる場合と比べて、オールオン4・6は少ない本数のインプラントで片顎のほぼすべての歯を補うことが可能です。
3.1本ずつインプラントを入れる場合と比べて、歯を補う費用を抑えやすくなる
一般的に、オールオン4・6は数百万円の費用がかかります。大きな費用ですが、オールオン4・6ではなく、失った歯の箇所に1本ずつインプラントを入れると、さらに多額の費用がかかる可能性があります。
1本ずつインプラントを入れる場合と比べて、オールオン4・6は歯を補う費用を抑えやすくなる点が特徴です。
4.肉体的・精神的負担、および、手術にともなう細菌感染のリスクを減らせるケースがある
オールオン4・6は、多くのケースで1日で手術まで完了する治療法です。
1本ずつ複数回に分けてインプラント手術を行う方法と比べると、手術の回数をまとめられるため、患者さんの肉体的・精神的な負担を軽減しやすい点が特徴です。
また、手術回数が少なくなることで、細菌感染のリスクを減らすことにつながります。
5.毎日、人工歯を取り外して洗う必要がない
オールオン4・6はネジ固定式のため、総入れ歯のように毎日、人工歯を取り外して洗う必要がありません。
オールオン4・6の人工歯ブリッジの毎日の基本的なお手入れは、基本的には通常の歯磨きと同じように、人工歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨くことが中心になります(※)。人工歯と歯ぐきの間に汚れがたまりやすいため、この部分を意識して磨くことが大切です。
(※)オールオン4・6、および、
歯周組織の健康状態を維持するには、
歯科医院での定期メンテナンスが大切です。
6.顎の骨を増やすための骨造成をせず、歯を補えることが多い
顎の骨が十分にあるところを狙ってインプラント体を埋め入れるため、オールオン4・6では、顎の骨量が少ないかたでも骨造成をせずに歯を補えることが多いです(※)。
(※)一般例です。骨の量が少ないかたは顎の骨を増やす
ための骨造成が必要になることがあります。
■オールオン4・6のデメリット
1.人工歯ブリッジをネジ固定するために、残っている歯を抜く必要がある
オールオン4・6を行う顎にご自身の歯が残っている場合、ご自身の天然の歯を抜く(抜歯処置をする)必要があります。
2.費用が大きい
一般的に、オールオン4・6は数百万円の費用が必要になります。
3.歯周組織の状態によっては、歯周病治療・骨造成・骨削除などが必要になる場合がある
歯周組織の状態が悪化している、顎の骨量が極めて少ないケースでは、オールオン4・6の前に歯周病治療・骨造成・骨削除などの治療・処置が必要になる場合があります。
4.固定式のため、ご自身では人工歯ブリッジを取り外せない
オールオン4・6は固定式のため、ご自身では人工歯ブリッジを取り外せません。
なお、歯科医院の定期メンテナンスの際、必要に応じて、歯科医師が専用の器具を用いて人工歯ブリッジを取り外すことがあります。
【オールオン4・6の無料相談のご案内】
カウンセリングでは歯科医師が口腔内の状態を確認し、オールオン4・6の内容・費用・治療期間について、丁寧にわかりやすくご説明をさせていただきます。オールオン4・6をご希望のかた、お口のお困りごとがあるかたは、お気軽にご相談ください。