
通常、多少の力がかかったくらいではインプラントは取れませんが、何らかの原因により、インプラントが取れる・外れてしまうことがあります。
今回は、「インプラントが取れた・外れたときにご自身でできる応急処置&歯科医院での交換」について、お話しします。
目次
■インプラントの構造
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インプラント体:顎の骨に埋め入れる、ネジのような形をした人工の歯根
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アバットメント:インプラント体と上部構造(人工歯)を連結するパーツ
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上部構造:歯ぐきから上の歯の部分を補っている人工歯
■インプラントが取れた・外れたときにご自身でできる応急処置
1.アバットメントor上部構造(人工歯)が取れた・外れた
[応急処置の仕方]
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取れた・外れたパーツは洗って清潔に
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洗ったパーツを乾燥させた後、清潔な容器(ケース)を用意し、ケースの中にパーツを入れる
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ケースを持参した上で、できるだけ早く、インプラント治療を受けた歯科医院を受診する
2.インプラント体(人工歯根)が取れた・外れた
まず、お伝えしたいのですが、顎の骨に直接埋め入れている人工歯根が取れる・外れるトラブルは重篤なケースが多いです。
インプラント体が取れた・外れたときは、歯ぐき・顎の骨などの歯周組織に何らかの大きな異常が起きている可能性が考えられます。
[応急処置の仕方]
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インプラント体が取れた・外れた箇所を清潔なガーゼで覆う(取れた・外れた箇所から出血している場合は、定期的に新しい清潔なガーゼに交換してください)
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取れた・外れたインプラント体を洗って清潔に
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洗ったインプラント体を乾燥させた後、清潔な容器(ケース)を用意し、ケースの中に保管する
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ケースを持参した上で、できるだけ早く、インプラント治療を受けた歯科医院を受診する
■インプラントが取れた・外れた場合の歯科医院での対処方法 新しいパーツに交換してもらえるの?
インプラントが取れた・外れた場合は放置せず、できるだけ早めに、インプラント治療を受けた歯科医院を受診しましょう。
1.アバットメントor上部構造(人工歯)が取れた・外れた場合
アバットメントor上部構造(人工歯)が取れた・外れた場合は、取れた箇所を含め、歯科医師がお口の中の状態を詳細に確認します。
アバットメントが取れた・外れた場合の一般的な対処方法
お口の中を詳細に確認した上で、アバットメントのゆるみについては、その日のうちに、歯科医師がアバットメントを締め直します。
アバットメントが破損している場合は、歯科医院にストックがあれば、その日のうちに新しいアバットメントに交換可能です。
ストックがない場合、または、壊れ方が大きい場合は破損しているアバットメントを外すことも。アバットメントを外した後は仮のアバットメントを装着し、後日、再度ご来院いただいた際に新しい本アバットメントに交換します。
上部構造(人工歯)が取れた・外れた場合の一般的な対処方法
上部構造(人工歯)が取れた場合は、パーツの調整後、その日のうちに、持参していただいた上部構造を再度、取り付けられるケースもあります。
アバットメントのストックがない場合or上部構造が破損している場合は、仮のアバットメントor仮歯でお過ごしいただくこともあります。
仮のパーツでお過ごしいただき、メーカーに発注or歯科技工士に発注後、次回のご来院の際に新しい本アバットメント・上部構造に交換します。
2.インプラント体(人工歯根)が取れた・外れた場合
インプラント体が取れる・外れるトラブルは重篤な状態です。インプラント体が取れた・外れた場合は、
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患部が細菌感染を起こしている
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インプラント体と顎の骨の骨結合がさまたげられている
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インプラント周囲炎が中度~重度に進行している
など、歯周組織が大きなダメージを受けている可能性があります。
重篤な状態のため、インプラント体が取れた・外れた場合は、通常、以下のような流れで対処します。
[インプラント体が取れた・外れた場合に行う、歯科医院での対処方法]
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お口・インプラントの状態を確認した上で、インプラントを撤去
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インプラントの撤去後は、お口の状態に応じて必要な場合は歯周組織再生療法などの歯周病治療を実施
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再度、インプラント体を入れ直せる可能性がある場合は、インプラントの再手術を行う
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歯周組織の状態が悪く、インプラントの再手術が難しい場合は、患者さんのご同意を得た上で、ブリッジ・入れ歯など、インプラント以外の補綴治療で歯を補う
【インプラントの治療後はセルフケア&プロケアをしっかり継続しましょう】
お口の健康を保ち、インプラントを長持ちさせるために、インプラントの治療後は
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セルフケア(毎日の歯みがき+歯間清掃)
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プロケア(歯科医院での定期的なメンテナンス)
をしっかり継続しましょう。
インプラントは人工歯のため、むし歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨は天然歯と同じように炎症を起こすことがあり、放置すると「インプラント周囲炎」として進行する可能性があります。
これは専門的な治療が必要になることもあるため、日々のケアがとても重要です。
