
食べ物を噛み、発音を助けてくれる、私たちの歯。
丈夫な歯で「食べ物をしっかり噛める状態を保つ」ことで、さまざまな食材を咀嚼し、身体の中に豊富な栄養を摂り入れられます。
今回は、「歯の寿命と全身の健康の深い関係」のお話です。
目次
■「しっかり噛める状態を保つ」ことの大切さ
丈夫な歯で「食べ物をしっかり噛める状態を保つ」ことで、以下のように、全身の健康を向上・維持する効果を期待できます。
1.さまざまな食材をしっかり噛み、身体の中に豊富な栄養を摂り入れられる
丈夫な歯があると、以下のようなさまざまな食材をしっかり噛み、身体の中に豊富な栄養を摂り入れやすくなります。
- 弾力のあるお肉・お刺身
- 繊維質のお野菜・お魚
- 歯ごたえのあるナッツ類
食は健康の基本です。上記のようなさまざまな食材をしっかり噛み、身体の中に豊富な栄養を摂り入れることで、全身の健康を向上・維持する効果を期待できます。
2.食材をしっかり噛むことで、胃腸などの消化器系器官にかかる負担が減る
丈夫な歯で食材をしっかり噛むことで咀嚼がうながされ、胃腸などの消化器系器官にかかる負担が減ります。
咀嚼がうながされることにより、胃が食べ物を消化しやすくなる+腸が栄養を吸収しやすくなるメリットも。
3.脳への血流が増して脳が活性化し、認知症の予防率を高められる可能性がある
しっかり噛むことで得られる「噛む刺激」は、脳の活性化とも関係しているとされています。
しっかり噛むことで脳への血流が増して脳が活性化し、認知症の予防率を高められる可能性があるのです。
研究では、健康な歯が20本以上残っているかたと比べて、歯周病などが原因で多くの歯を失い、歯を補う治療を受けずに放置しているかたは、約2倍、認知症の発症率が高かった、と報告されています(※1)。
(※1)神奈川歯科大学大学院 山本龍生教授
「歯科から考える認知症予防への貢献」
(2017年)より引用。
{「8020運動」について}
「8020(ハチマルニイマル)運動」とは、80歳の時点で、健康な歯を20本以上残すようにしましょうというスローガンです。
1989年、当時の厚生省(現在の厚生労働省)と日本歯科医師会により、「国民の歯の健康向上」を目的とするスローガンとして提唱されました。
近年、日本では、歯に対する健康意識の向上にともない、80歳の時点で健康な歯が20本以上残っているかたが増えています。
2022年の厚生労働省の調査では、8020達成者は約51%、80歳のかたの約半数にまで達したことが明らかになっています(※2)。
(※2)厚生労働省歯科疾患実態調査
(令和4年:2022年)より引用。
なお、2000年頃までは、80歳のかたの中の数%~10%程度しか8020達成者がいませんでした(※3)。実際、当時は、高齢者のかたの“歯がほとんどない口元”を見かける機会も珍しくなかったのです。
(※3)保険福祉動向調査
「歯科受診者数(主たる診療内容別)」
(1999年)より引用。
20年ちょっとのあいだに、8020達成者のかたが約半数にまで増えたことは、かなりの進歩ではないでしょうか。
4.人とのお付き合いの場面に積極的になる(社交性が高まる)
歯の状態が悪いかたや人工歯(義歯)のお悩みがあるかたと比べて、丈夫な歯を保っているかたは
- 外食
- ちょっとしたお出かけ
- 同窓会
- 旅行
- レジャー
上記のような人とのお付き合いの場面に積極的に参加するなど、社交面において比較的ポジティブな傾向が見られます。
■丈夫な歯を保つには、セルフケア&プロケアを継続し、歯周病・むし歯の進行を抑えることが重要です
◎毎日のセルフケアを行うと共に、歯科医院で定期検診(プロケア)を受けることで、歯周病・むし歯の進行を抑えやすくなります
丈夫な歯を保つために、まず大切なのは、毎日の歯みがき+歯間清掃(セルフケア)です。
毎日のセルフケアを行うと共に、歯科医院で定期検診(プロケア)を受けることで、歯周病・むし歯の進行を抑えやすくなります。
■歯を失ってしまった場合は、安定性が高いインプラントが選択肢の一つとして挙げられます
◎安定性が高いインプラントで「しっかり噛む」機能と「見た目」の回復にアプローチ
歯を失ってしまった場合、しっかり噛める状態を保つための選択肢としては、人工歯根に基づき安定性が高いインプラントが治療の一つとして挙げられます。
安定性が高いインプラントにより、「しっかり噛む」機能と「見た目」の回復にアプローチすることが可能です。
【保険にて、エアフローを用いたGBTメンテナンスによる定期検診を行っています】
浜松歯科では、保険にて、エアフローを用いた「GBTメンテナンス」による定期検診(歯周病治療)を行っています。
全身の健康と深く関係している、私たちの大切な歯。丈夫な歯を保つために、毎日のセルフケア&歯科医院で受けるプロケアを継続しましょう。
