「インプラントを入れたいけど、この年齢じゃ無理かなあ…」
インプラントをご検討されるも、ご高齢のかたは年齢を理由にインプラント治療を受けることをあきらめてしまうケースが時折、見られます。
インプラントに年齢制限はあるのでしょうか?高齢になるとインプラントを入れられない?気になるかたも多いかと思います。
今回は、「インプラントと年齢」のお話です。
目次
■インプラントには、「何歳から何歳まで」などの年齢制限はあるの?
◎インプラントに上限年齢はありません
結論から、お答えさせていただきます。
インプラントに上限年齢はありません。
ご高齢のかたでも、歯ぐきと顎の骨(歯周組織)の状態が悪くなければ、何歳になってもインプラント治療を受けられる可能性があります。
◎未成年のかたにはインプラント治療を行えない場合が多いです
上限年齢はない、インプラント。
上限年齢はないのですが、下限はあります。
18歳前後未満の未成年のかたには、インプラント治療を行えない場合が多いです。
個人差はありますが、通常、小さな子どもの時期から14歳前後の成長期にかけては顎の骨格が固まっていきます。ただし、人によっては、高校生~18歳以上になって顎が成長するケースも。
一般的には女子が13~15歳頃に顎の成長がほぼ落ち着く傾向が見られるのに対し、男子は18歳頃まで顎が成長することも珍しくありません。
上記の理由により、顎が成長中の未成年のかたにインプラントを入れてしまうと、顎の成長が原因でインプラントの位置がずれたり噛み合わせが乱れる可能性があるのです。
インプラントの位置がずれて噛み合わせが乱れてしまうと、顎・全身の筋肉バランス・骨格のバランスが乱れるなどの悪影響が生じるおそれも。
■インプラントを入れる平均年齢は何歳ぐらい?年齢別のインプラントの治療データ
◎50代以上のかたがインプラントを入れるケースが多いです
日本においては、50代以上のかたがインプラントを入れるケースが多いです。
[インプラントを入れたときの年齢(日本国内のデータ)]
10代······ 該当データなし
20代······ 2.6%
30代······ 1.3%
40代······ 0.7%
50代······ 6.1%
60代······ 8.1%
70代······ 9.8%
80代······ 7.8%
(※)厚生労働省「歯科疾患実態調査」
(令和4年:2022年)より引用。
◎中高年のかたは歯周病や歯根破折で歯を失うケースが少なくありません
{若い頃から少しずつ歯周病が進行し、中高年になって歯を失うかたが多いです}
50代以上のかたがインプラントで歯を補うことが多いのは、中高年になって顕在化してくる歯周病や歯根破折が原因と見られています。
中高年のかたは、歯肉炎(初期の歯周病)など、若い頃からの歯周組織へのダメージが蓄積し、ご自身では気づかないうちに歯周病が進行しているケースが多いです。
ご自身では気づかないうちに歯周病が進行+歯科医院で治療を受けずに放置してしまい、中高年のかたは中度~重度の歯周病によって歯を失うことが少なくありません。
{神経を取った歯がもろくなり、歯根破折で歯を失うケースが多く見られます}
歯周病のほか、若い頃や数年~10年以上前に受けたむし歯治療などで歯の神経を取った場合も要注意。
歯の神経を取ると十分に栄養が送られず、歯がもろくなります。もろくなった歯に数年~10年以上かけてダメージが蓄積し、中高年になって、歯の根っこが割れたり折れる「歯根破折(しこんはせつ)」が起きることも。
割れ方・折れ方によっては、接着剤で歯根をくっつける方法で歯を残せることもありますが、歯根破折は治療が難しいです。歯根破折が起きたときは、多くの場合、抜歯を行い、インプラントなどの人工歯で歯を補う形になります。
【しっかり噛みにくいかた、失った歯の治療方法でお悩みのかたはお気軽にご相談ください】
– インプラントの無料相談のご案内 –
当院では、これまでに培った知識と経験を活かし、一人ひとりのかたに合った「オーダーメイドのインプラント治療」をご提供しております。
顎の骨の厚みや高さが足りないなど、骨造成が必要な難症例のインプラント治療も受け付けています。
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入れ歯が合わず、食べ物をしっかり噛みにくい
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歯周病で歯がガタガタになっている
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歯周病や歯根破折で歯を失ってしまった
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失った歯の補い方で悩んでいる
など、お口のお困りごとがあるかたは当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
カウンセリングでは、患者さんからのお話をお伺いし、口腔内の状態を確認します。口腔内の状態を確認した上で、インプラント治療の内容・費用・治療期間について、丁寧にわかりやすくご説明をさせていただきます。